調和した秩序の超哲学入門

調和した秩序のCOSMOSによる哲学講座

全てに嫌われている

「消えたいなんて言うなよ。」 
「諦めちゃって生きろよ。」

 
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。

 

 

実際自分はどうでも良くて
周りが死んだら悲しくて 

「それが嫌だから」っていうエゴなんです。

 

他人が死んでもどうでもよくて 
誰かを嘆く事もファッションで 
それでも「この世で生きてく」なんて 
有り得ないことでしょう。

 

別な世界では私が死んで 
それを嘆いて誰かが歌って 
それに感化された少年が列車に向かって走った。

 

私は命に嫌われている。 
価値観もエゴも押し付けて 
いつも私を殺したい歌を 
簡単に電波で流した。 


私は全て嫌われている。 
軽々しく消したいだとか 
軽々しく全て見てる私は世界に嫌われている。

 

 

生きる意味が無いからさ、年中惰眠を謳歌する 
全て意味なんて見出せず、 
虚無を自覚して息をする。 

 


寂しいなんて言葉でこの闇が表せていいものか 
そんな意地ばかり抱え今日も一人ベッドに眠る。

 

人間だった私はいつか化け物に変わってく。 
滅びずいつかは誰かのように
誰にも知られず生きていく。 


不死身の身体を手に入れて、 
一生死なずに生きていく。 
そんな現実を拒絶してる。

 

 

誰かが死んでもどうでもよくて 
それでも世界に消えて欲しくて 
絶望を抱えて生きてくなんて怒られてしまう。

 

「悲しい時には私に言えよ。」 
「独りが嫌なら生きていなさい。」 
寂しくなるけどそれでもいいから 
ずっと一人で嗤うよ!

 

 

私は世界に嫌われている。 
幸福の意味すらわからず 
産まれた環境ばかり憎んで

簡単に君ばかり呪う。 


私は全てに嫌われている。 
終焉ばかりが好きすぎて 
本当の終わりなど知れない私は世界に嫌われている。


絶望も終焉も別れも悲しみも 
滑稽な夢の戯れで全部作り出せる代物。 

いつか冷めてしまうかもしれない。 
すべて無駄になるかもしれない。 


朝も夜も春も秋も 
変わらず誰かがどこかで死ぬ。 
夢も明日も何もいらない。 
君が生きていたならそれでいい。 
そうだ。本当はそういうことが歌いたい。

 

全てに嫌われている。 
結局いつかは忘れてく。 
君だって神さえ、いつか幻想のように朽ちてく。

 
それでも私は必死に生きて 
君を必死に抱えて生きて 
殺してあがいて拒んで抱えて 
嘆いて、嘆いて、嘆いて、笑って、生きろ。